2025年09月19日
ピクトリコ ショップ&ギャラリーでは、2025年10月14日 〜19日(日)
生命百景色 南條明 写真展2025 『サンゴ万年の願い』
を開催いたします。皆様のご来場をこころよりお待ち申し上げます。
数多の放出された生命のひとつひとつは、わずか1mmにも満たない小さな存在に無限の可能性を秘めています。幾多の困難を乗り越え劇的な変化を遂げていきます。そこには、普段目にすることのない幼生たちの神秘的な光景が広がっています。たった数パーセントしか生き残れない厳しい生存競争をくぐり抜け、さらに長い時間をかけて、現在(いま)に生きるサンゴとして成長していきます。
本写真展では世界最大級の繁殖行動と呼ばれるミドリイシサンゴの産卵から受精、スリック(幼生や卵が帯状に集まる現象)、プラヌラ幼生、そしてサンゴへと姿を変えていく一連の生態をとらえた貴重な映像をご紹介します。
さらに近年の度重なる白化現象を乗り越え、なおもたくましく生命を謳歌する八重山諸島や沖縄本島北部のサンゴたちの姿もご覧いただけます。
地球規模で進行する気候変動や海洋プラスチックによる汚染は、サンゴをはじめとする多くの生物の命を脅かす深刻な問題となっています。
今、私たちが未来のために、何を守り、どんな行動をしていくかが問われていると感じずにはいられません。
2025年吉日
生命百景色 写真家 南條明
南條 明(なんじょう あきら)
1973年、広島県尾道市生まれ
2020年に沖縄県・石垣島に移住し、フリー写真家としてデビュー
大自然の中で生命を躍動させる生き物たちの光景を「生命百景色(せいめいひゃくげしき)」として撮影。
八重山の海で、生命を爆発させるように大産卵を行い命の営みを謳歌していたサンゴたちが、2022年の夏、近年に繰り返される大規模な白化現象に見舞われ、おびただしい数のサンゴが人知れず生命を失っていきました。
その光景を目前で撮影をし深い衝撃を受けた経験から、サンゴをテーマにした作品制作を本格に開始。
サンゴの一生を記録し、現在(いま)に生きるサンゴの光景を発信し続けています。
2022年よりサンゴをテーマにした写真展「サンゴ万年の願い」を3年連続で開催するなど、サンゴの魅力や保全の重要性を伝えています。
HP https://www.akirananjo.com/
住所:〒130-0015 東京都墨田区横網1-2-16 両国ガイビル 國技館前 5F
その他会場でも開催いたします。