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プレスリリース

pictorico
2025年04月28日

PICTORICO SHOP&GALLERY
三枝 道夫 写真展 「造船所があった町」

ピクトリコ ショップ&ギャラリーでは、2025年6月10日(火)〜14日(土)に

三枝 道夫 写真展 「造船所があった町」

を開催いたします。皆様のご来場を⼼よりお待ちしています。



三枝 道夫 写真展 「造船所があった町」

コロナで撮影に行けない日々、昔のフィルムをスキャンし直しました。1995年から2003年の撮影です。

こんな地域が残っていたのか、無くなる前にできるだけ記録をと仕事が休みの土曜日に通い始めました。東京都荒川区の汐入地区、荒川区南千住八丁目です。

すでに大団地を造る再開発が始まっていました。地域の皆さんを撮影中、隅田川べりに小さな造船所を見つけ撮影させて貰いました。

職人たちの親方は設計図が頭の中に入っている様に大きな鉄板に白い罫書き線を引き、ガスバーナーで切断、バーナー1本で巨大な鉄板を曲げ船首部分を造っていました。コンピューターなんかいらないと思える熟練の技を見ました。そんな職人たちに魅せられ数年通いました。 

今は、この地域は全く様変わりし、高層のマンションが林立して17,000人が暮らしています。多くの人々を都市に集める再開発が「これで良かったのか。」と思いながらビルの連なる風景を見ています。

隅田川の対岸の足立区では工場跡地に35階建ての超高層マンションを造り6,000人を住まわせる計画が進んでいます。メンテナンスや建替えが難しく、いつか空室ばかりになるだろう、超高層分譲マンション中心の再開発でいいのか、考え直す時かと思います。

みなさんに、当時の暮らしの風と匂いを感じていただければと願っております。


作家プロフィール

三枝 道夫 Saigusa Michio

現代写真研究所 金井ゼミ所属

視点展入選10回 (視点賞1回、優秀賞1回)

個展「また会いにきちゃった」2022年 OM system gallery


開催内容

期間:2025年6月10日(火)〜14日(土)
時間:11時〜18時
場所:ピクトリコ ショップ&ギャラリー
住所:〒130-0015 東京都墨田区横網1-2-16 両国ガイビル 國技館前 5F

URL:https://www.pictorico.jp/shop/

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